乳酸菌とは

糖類(炭水化物)を発酵し乳酸を多量に生成し腐敗によりタンパク質を分解する事の無い細菌の総称です。

乳酸菌の分類

5菌属(グラム陽性の球菌又は桿菌)

    * レンサ球菌属(Streptococcus

    * ロイコノストック属(Leuconostoc

    * ペディオコッカス属(Pediococcus

    * 乳酸桿菌属(Lactobacillus

    * ビフィズス菌属(Bifidobacterium

乳酸菌の発酵作用

乳酸菌の発酵作用には正常型と異型発酵があります。

* 正常発酵型(ホモ)
C6 H12 O6 → 2CH3CHOHCOOH
グルコース      乳  酸

* 異型発酵型(ヘテロ)
C6 H12 O6 → CH3 CHOHCOOHCH3 CH2 OHCO2
グルコース              エタノール

C6 H12 O6 +H2 O →2CH3CHOHCOOHCH3CH2OH
          +CH2COOHCO2+2H2O
            酢酸

乳酸菌の作る乳酸には光学的性質として左旋性、右旋性、ラセミ型があります

腸 内 細 菌

  • 健康な人の体内には400種以上、総数にして約100兆個もの腸内細菌がバランス良く住み着いています。(人間の細胞数は60兆個と言われています)
  • 腸内細菌は有効菌(善玉菌)と有害菌(悪玉菌)に分かれています。
  • 有効菌としては 乳酸を生成し、有用な酵素を作り出す乳酸菌等があります。
  • 有害菌には タンパク質を腐敗させ、又、脂肪に含まれるコレステロールを発ガン性物質の一つであるエストロゲン(女性ホルモン)に変えたりする、大腸菌等があります。

腸内細菌の腸管内定着について

  • ヒト成人の消化管の長さは* 全長9Mでそのうち小腸は6M、大腸は1.Mあります。
  • 乳酸菌が腸管内に定着するまでには種々のバリアーを通過しなければなりません。
  • 胃酸によるダメージ
  • 胃酸は金属をも溶かす程強力な酸で(pH1〜4)口から取り入れられた乳酸菌は、そのほとんどが死滅してしまいます
  • 十二指腸に菌は定着しにくい
  • 胃の出口にある十二指 腸は
    1. 消化物の急激な通過
    2. 腸液の分泌
    3. 粘膜上皮の活発な脱落再生
    等により菌が定着しにくい場所になっています。
  • 菌は空腸に達してはじめて定着を始めます。
  • 菌は腸の絨毛の上皮粘膜に定着しますが、これは1〜2日に一回代謝される為、菌も1日数回分裂し新しい粘膜上皮細胞に付着します.
  • 腸の上部では好気性菌が酵素を消費する為、下部では嫌気性菌の生きる環境が出来ます。
  • 乳酸桿菌属(Lactobacillus)は嫌気性菌で腸の下部に住みつきます。
  • 乳酸菌の世代時間(1個の細胞が分裂して2個になる間を1世代と言う)
  • 最低条件で乳酸菌は24〜26分です。

腸内細菌と健康

  • 動物(人間)は栄養を取り入れる消化器官、特に腸が弱ると健康が維持できず長生きも出来ません。
  • 腸には絨毛と言う栄養を吸収する部分があります。 この絨毛の手入れを怠ると、植物が根づまりをお越し枯れてしまう様に、健康は維持できません。 この絨毛の手入れをして、腸内環境を保つのは腸内細菌が行なっております。
  • すなわち腸内細菌の状態をいかにコントロールするかが健康維持、長生きの秘訣なのです。
  • 老年期の方や健康を損なった方は乳酸菌が減少し、腐敗菌(大腸菌等)が増え、これが有害な腐敗物質(インジカン、フェノール類)を産生しさらに健康を害し老化を促進します。
  • 抗生物質を続けて使用すると菌交代症を起こすこともあります。
  • 高脂肪食を多くとると高脂肪を分解する胆汁酸が分泌され、これが悪玉菌により発ガン物質の一つである2次胆汁酸に変換されます。
  • 悪玉菌によりコレステロールが分解されて発ガン物質の一つであるエストロゲン(女性ホルモン)に変換されます。

乳酸菌は下剤ではありません

  • 乳酸菌は下痢の改善、便秘改善等の整腸作用や肝機能、腎機能障害の抑制の他にも多くの体に有用な働きがあります。
  • 便秘の改善の為だけなら下剤を服用すれば十分です。
  • ただ下痢を続けると腸内細菌バランスを崩すことになり、また腸壁を傷つけます。
  • 乳酸菌により生成された乳酸は腸を適度に刺激しゼン動運動を活発にしスムーズな排便を促します。便秘になってから飲むのではなく普段から続けて飲んでいる事が大切です。
  • 軽く水に浮く黄色い便が好ましい便です。
  • 腸内細菌が増殖する時に発生するガスが便を軽くします。
  • 便中のビワルビン(胆汁色素)が乳酸により黄色く発色します。
  • 便が黒く水に沈むようであれば、腸内細菌による発酵が弱く、また腸内出血も考えられます。
  • オナラが異常にくさい時も腐敗菌が多くなっている疑いがあります。
 
 
Drクラウスの乳酸杆菌の組成

Drクラウスの乳酸杆菌の組成中には、有益作用を持つ下記の5種の乳酸菌が含まれています。特に強調したいのは、この5種の全てが腸壁に付着して、そこに菌叢を形成することです。また、これらの乳酸菌は硬化ゲルカプセル剤として服用されますが、この剤形によって酸性胃液から乳酸菌を防護し、小腸上部ではじめて乳酸菌が放出されるようになっています。

アシドフィルス菌

Lactobacillus acidophilus: La-5&La-2

この菌は、小腸において健全でバランスのとれた菌叢を保つのに重要で、

乳糖(ラクトース)と酸の消化力を増強し、ビタミンと酵素を作り出します。

乳酸菌の中でも特異なこの菌は、小腸内でも高い濃度を持つことが証明されています。

この菌はその成長段階にあっては、

アミラーゼ(炭水化物分解酵素)と乳酸を作り出し、腸内の有害バクテリアを抑制し、またカンジダなどの酵母菌の過成育もコントロールします。

この菌がもたらす利点としては、

好ましくない細菌類の抑制、コレステロール低下、乳糖に弱い体質(乳糖不 耐性)の改善、発ガン物質の産生抑制、感染予防、免疫反応の改善などがあります。

ビフィドバクテリア乳 

Bifidobacterium lactis: Bp-12

通常これは腸内に見られますが母乳中にも見られ、

新生児が鵞口瘡カンジダ菌によってかかるオムツかぶれ、腹部痙攣痛、鵞口瘡などから新生児を守ります。

母乳哺育以外では乳児がこれらの有益な乳酸菌を摂ることは難しく、アレルギーと幼児栄養とバクテリア叢の間には恐らく関連性があります。

また、この乳酸菌の腸内濃度が適度であれば、

海外旅行時に起こりやすい腸の異常や下痢の主な原因を除去することになります。

この菌も乳酸を作り出します。

この菌は小腸内の大腸菌(E.coli)の生育を抑えます。

デルブリュック菌ブルガリア亜種 

Lactobacillus delbrueckii subsp. Bulgaricus: Lb-12

この菌はヨーグルトを作る時に使われます。

乳酸を作り出し、また乳糖の消化を促進し、天然の抗生物質のような性質も持っています。

カセイ菌パラカセイ亜種

Lactobacillus paracasei subsp. Paracasei: Lc-01

これはヒトの口腔内に通常存在する菌です。

この菌は繁殖力と耐久性が強く、乳酸杆菌中で最も強力で、生存できるpHと温度の幅が広く、アシドフィリス菌の生育を助けます。また、DL乳酸とアミラーゼを作り出し、各種の糖質(炭水化物)を幅広く消化する性質を持っています。

連鎖球菌好熱菌

Streptococcus thermophilus: TH-3 & TH-4

この菌も同じくヨーグルトを作るときに使用されます。

そして乳酸とラクターゼを作り乳糖(ラクトース)の消化を助けます。

 Drクラウスの乳酸杆菌組成1カプセル中の総数:3x109CFU (30億) 

なぜ貴方にDrクラウス・プロバイオティカが必要なのでしょうか?


腸の健康はからだの健康に深く影響します。

消化システムが効率的に働くかどうかは、腸の中の約400-500種類の“友好的”及び“非友好的”バクテリア(少なくとも17科、50種の属に分かれています)の、複雑な相互作用とバランスとに大きくかかっています。

胃や腸の全部がこれらバクテリアの棲み家で、食物が一旦小腸に入ったあとの分解をこのバクテリアは助けています。

ヒトに“友好的”な生物は共生物として知られています。

胃や腸内にある複雑なバクテリア叢は、ヒトの病気に対する抵抗力を強め、食物栄養素をからだが利用する効率を上げるのに役立つとされていますが、これには多くの科学的な根拠があります。

また、共生物は腸内毒素の中和を助け、抗生物質や坑真菌(抗かび)物質を作り出して、非友好的バクテリアを抑え込みます。

腸内のほかの友好的バクテリアには影響を与えないで、非友好的バクテリアの代謝を変えます。 共生物は病気の進行を停止させる働きがありますが、 それは腸壁で病原体と競合するからです。 また共生物は、抗体の値を上げマクロファージの活動を改善するなどして、からだの免疫系を刺激します。胃や腸の感染防止を助け、小腸と結腸からの老廃物が効率よく排泄される様働きます。

健康な成人の糞便の約70%はバクテリアから構成されています。

共生バクテリアは腸壁に付着して弱酸性(主として乳酸)の環境を作り、有害でかつ病気の原因となるバクテリアの生育を抑え込みます。

共生バクテリアはまた栄養素のからだへの取り込みにも無くてはならないもので、多くの重要な酵素を作り出し、ビタミン特にKB、脂肪酸、ラクターゼ、カルシウムが体内で利用される効率を高めます。

その他からだに有益なこととしては、免疫系を強化し、毒素を中和し、腸内の移送を正常化し、コレステロールを制御し、アレルギーと皮膚疾患への抵抗性を高め、イースト菌や真菌に感染するのを予防することなどです。免疫力を高めるという点で、共生物はこれまで慢性疲労症候群の癒やしのために使用されています。

 
Drクラウスのバチルス属の組成

バチルスリケニフォーミスと枯草菌

Bacillus licheniformis: CH201 & Bacillus subtilis: CH200

これは土壌に棲むバクテリア(SBO)です。

ヒトの消化管中に幼年期から青年期を通して高濃度に見られますが、以後、加齢とともにその濃度は低下します。

消化管中の消化酵素(リパーゼ、チプシン、キモトリプシンなど)の濃度を上げ、消化力と免疫反応を改善します。

当社の製品ではこれらのバクテリアは熱と化学物質に強い抵抗力のある胞子となっていますが、これは胃酸液中でも安全に運ばれることを目的としたものです。

担体はフィンランド樺の木からとれる天然のキシリトールです。キシリトールは坑癌作用を有することが分かっています。

 Drクラウスのバチルス属組成1グラム中の総数:3x109CFU (30億) 

農業技術が近代化したことによって、わたしたちが食物から有益な土壌性バクテリア(SBO)を利用できる比率は、大幅に低下しています。SBOは豊かな土壌で育成した新鮮かつ生の有機植物を食べた時に摂取されますが、

こんにちではこれが必ずしも普通の状態だとは言えなくなくなっています。

* 当社のSBOは、体内で豊かにバランスのとれた“土壌”(わたしたちは非常にしばしばそれを欠きますが)を作り出すように選んで育成してきたものです。

* 有益なバクテリアを豊富に含む生体内“土壌”は、栄養素を健康と長命に変えるエネルギー野です。

当社の土壌性バクテリアは胃酸の中を生き抜き腸管へ到達し、そこで集落(叢)を形成し腸壁へ付着します。

これらの集落は短期間に腸管の隅々まで殖えますので、

その結果、栄養素を速やかに吸収・同化し、

腐敗物と病原性生物を除去するというヒトの自然力を強化する環境を生み出します。

結腸をきれいにすることによりSBOは免疫系を強化します。

SBOは病原体が繁茂している腸壁に留まっている腐敗物(宿便)の排除を助けるだけでなく、

病原性バクテリアを活発に貪食します。

これで免疫系の活性化が助長され、体内のほかの部位で免疫力がより効率的に働くようになります。

SBOは、またからだを刺激し、非特異性抗生物質の大貯蔵庫を生み出します。それによりどんな状況に対しても免疫系がその非特異性抗生物質を駆使できるようになるわけです。疾病の予防と治癒の両方の働きがあるということは、わたしたちにとってはとても有利なことです。

SBOは、免疫反応の主要調節因子であるαインターフェロンをからだ自身が作り出す力を増強します。さらに、ラクトフェリンの生成が増強されます。

ラクトフェリンは、わたしたちが食物から吸収する鉄分をからだが利用出来るようにする鉄結合性蛋白で、からだのどこでも鉄分が必要なところには鉄分を運搬させます。

また病原体から鉄分を奪いその生育を阻害します。

 

わたしたちは腸内の共生バクテリア叢をもっと生育させる必要があります。


本当の健康のためには共生バクテリア叢は豊富でなければなりません。消化が正常なことと栄養素を正しく吸収するということは、わたしたちのからだの健康と幸福な生活の基礎なのです。

しかし、わたしたちの普通の食事では、

腸内の最適バランスを保持し続けることや、そのバランスを脅かす悪い状況を改善することは不可能なのです。そこで共生物を補給することが強く奨められるわけです。

からだの中に見られる有益バクテリアの主要なものとしては、アシドフィルス菌、Lビフィズス菌、Lカセイ菌、Lプランタラム菌、Lラムノサス菌、ビフィドバクテリウムビフィダム菌、糞便連鎖球菌です。

これらの乳酸菌が作り出す有益かつ非病原性バクテリアは自然界にもあり、チーズやヨーグルトの発酵に使われているし、植物や唾液にさえ見出されます。

こんにち、過度のダイエット、抗生物質の使用、病原体による汚染、環境汚染物質など、あるいは単純に日常のストレスまで、多くの影響因子がわたしたちの腸内バクテリア叢に悪影響を及ぼしている可能性があります。

衛生状態が良すぎることさえも腸管を害することになり得ます。

というのも特に乳児や子供にとっては、消毒薬がバランスのとれた腸内バクテリア叢を損 なう原因となるからです。

複合炭水化物、適当な蛋白、野菜類、必須脂肪酸が豊富な食事、ヨーグルト、味噌などの培養食物を伴う食事やアシドフィルス乳は共生バクテリア叢を増加させます。

共生物(プロバイオティックス)- それらはどこで使われるのでしょうか?

共生物をどう利用したら良い効果を生むかを理解することが重要です。最初に、どんな共生物も抗生物質に十分取って代わることは出来ないということです。唐サれは疾病の治療には用いることが出来ず、消化管の中でのみ有効である狽ニつい最近まで考えられてきました。しかし、条件次第では適正に処方された共生物質がかなり有効である場面が多くあるということが分かってきました。

例えば:

● 大腸炎/過敏性腸内症候群

タフツ(Tufts)大学医学部の研究では、ある共生物を服用して大腸炎を抑えることが出来ました(ゴルバッハら1989p1519)。また共生物は下痢の回復を早めることにも効果があります。

● 癌

摂取した食物中の硝酸塩類と他の物質との生化学的結合により出来るニトロソアミンと癌との関係についての最近の医学研究は、癌に対しても有望であることを示しています。最近の研究(プレストン−マーティンら、1982)によると、硝酸塩類を含有する食物を定期的に摂取し続けると、癌、特に結腸癌のリスクが増加するとされています。更に研究が必要ですが、研究者達は、乳酸杆菌科グラム陽性バクテリアを消化管へ送り込めば、ニトロソアミン生成酵素を作り出す有害バクテリアの繁殖を防止できると確信しています。

● 膀胱炎

膀胱炎(膀胱内の大腸菌繁殖によるものを指し、間質性膀胱炎は除く)の治療において、有効な共生物を服用すると:

  1. 大腸菌繁殖時の“扉を閉める”ことにより、消化管の環境を正常化し、
  2. 障害物を除去して炎症を軽快させ、同時に、水分摂取量を上げて電解質の取り込みを増加するので、共生物のバランスが改善します

 ● 食欲不振と摂食障害

消化障害のもたらす悪影響についてはよく知られています。それは最も権威ある科学者や栄養学者の幾多の研究対象となってきました。食欲不振は、それが起こった時点に調査する必要があります。しかし、ある共生物は、好グラム陽性菌バクテリア活性をもたらしてその活性を増強し、栄養素の吸収改善と相まって、食欲を刺激します。これはハーレーの農業研究所で行った乳酸を十二指腸に注入し食欲を刺激したときの結果と一致しています。

同じく重要なのは、神経性食欲不振や過食症などの摂食障害の研究です。このような障害を持つ人は、その障害に心理面から立ち向かったりそれから回復したいと考えるものですが、一方、最近の研究により、バランスのとれた共生物によってその回復を支援できるということが分かってきています。

● 皮膚の状態

状態の悪い皮膚は、その原因となるものまたは適切でない食物を摂取したための消化障害によることが多いのです。食物に注意し、有効な共生物と高用量ビタミンCを規則正しく摂取することにより、多くの症例でその症状が緩和されたり完全に治ったりします。また心理的ストレスがその原因である事もありますので、それも取り除かなければなりません。

● 下痢/脱水

下痢による脱水症状は重篤な例では心不全を起こします。そのため、まず行うべきことは、水分の補給と失われた電解質の補給で、それによって循環系の安定化を図ることです。これが済んだら第二段階は消化管の再酸性化です。これによって友好的なバクテリアにとっては理想的な、そして同時に病原性バクテリアにとっては棲みにくい環境を作り出すことになります。それゆえ下痢の間、共生物は友好的バクテリア細胞を取り込みますが、

友好的バクテリア細胞は:

  1. 消化管にバクテリア集落を形成し、環境を再酸性化して酸性に弱い病原体の増殖を遅延させます。
  2. 消化管内の悪い環境下でも十分強靭で、増殖もして栄養素に対する病原体と争います。
  3. 繊毛に付着することにより、付着部位と栄養素に対する病原体と争います(これは別に競合的排除として知られています)。

下痢の期間にはかなりの量の栄養素が失われますので、その損失を急速かつ効率よく補う必要があります。適正に組みあわされた共生物では、これらの極めて重要な要素を全て満たします。

● 便秘/慢性的ガス及び鼓脹

イースト感染

共生物は鵞口瘡カンジダ酵母菌に対して拮抗します。

● ストレス

代謝性であろうと生理的であろうとまた心理的であろうと、状況の多様さがストレス(より正確にはdistress、苦痛)を生み、それが腸内環境の変化につながり、結果として病原性バクテリアを増長させることになります。これらの病原体が増えることにより、乳酸杆菌科のバクテリアにとってもその人にとっても害となる毒素が生み出されます。下痢がその適切な例ですが、もしこれを治療せずに放置すると、最終的には重篤な脱水症状となり死に至ります。このことは、特に旅行者や衛生状態や環境がよくない開発途上国の人々にとっては重要なことです。

● 給水設備から供給される塩素処理飲料水

ここでは塩素は有害バクテリアを殺菌するために使用されますが、残念ながらそれは友好的バクテリアをも殺菌してしまいます。

● 抗生物質、照射及び化学療法の使用

これらの治療法が人類にとって非常に有益であることが証明されていますが、天然のバクテリア叢や免疫系にとっては非常に有害であることはよく知られています。

● 処理済み食品の供給

絶え間ない食糧増産への必要性から、動物用飼料を抗生物質で処理することが必要となりました。そのため食肉、卵及び日用食品類から抗生物質が消費者のからだに入ることになります。動物性食品と同じように植物性食品もまた化学物質で処理されているはずで、重大な障害を起こす可能性があります。

他の使用法

● 海外旅行

多くの旅行者は、腸内細菌が十分量あれば外国における有毒バクテリアの作用を抑制できると信じています。

● キャンプや徒歩旅行

動物排泄物からのバクテリアが、しばしば湖や河川に存在します。多くのアウトドアスポーツマンが、強力で友好的な共生物を補給するのはこのためです。

● 腸毒血症

腸毒血症には多くの原因があります。すなわち、腸管内輸送が遅いこと、便秘、脾臓不全、吸収不良症候群、腸閉塞、腎または肝の疾患、腸管バクテリア叢の損傷などです。数多くの科学的研究で、「腸毒血症は多くの慢性状態や変性疾患の原因あるいはそれらに影響を与える重要な要因である」と結論づけられています。

腸毒血症に関連する可能性のあるものとして、にきび、頭痛、坐骨神経痛、アレルギー、目・耳・鼻・喉の疾患、心臓不整、口臭と体臭、ガスと鼓脹、肝及び胆嚢の疾患、湿疹及び発疹、関節炎、腰痛、喘息、慢性疲労、胸部の疾患、記憶障害、免疫力低下、精神障害が挙げられます。

● 有毒バクテリアの作用

毎年何千もの人が食物性バクテリアによる中毒を起こしています。最も普通のバクテリアはサルモネラ菌とブドウ球菌種です。これらのバクテリアは、体内の化学系をすばやく変化させてしまう極めて毒性の強い副生物を生み出します。多くの例で患者は2-3時間以内に重態に陥ると報告されています。多くの研究が、腸管内に健全なバクテリアが十分量あれば、有害な毒性バクテリアの生育を阻害する助けになると証明しています。

当社の製品は、健康な腸管環境の確立を支援します。

今日、いろいろな状況が体内の正常かつ健全なバクテリア叢を損ない、あるいはそれを破壊すらします。健常なバクテリアが損傷されることは有害バクテリア、イースト、ウイルスの過生育に繋がり、腸毒血症を起こすこともあります。

これは次に臓器系や免疫機能のストレスとなり、重大な疾病に繋がります。ある種の状況下では、友好的バクテリアさえも病原性生物に突然変異することもあります。

Drクラウス・プロバイオティカは、腸管内の健全バクテリアを十分量にする環境を作り出します。