クリーンケースをよくご理解いただくためのガイダンス
右側が産経新聞の記事


 アルカリイオン水を作るために高価な器械とその後のメンテナンス(定期的にカ−トリッジの交換が必要)に多くのお金をかける必要は全くありません。

 クリーンケースのセラミック浄水効果がアルカリイオン水と同じ状態を作り出します。

 クリ−ンケースの耐久性は理論上は、永久ですから経済合理性も抜群といえます。

 クリーンケースの効果原理は、
セラミックの物理的メカニズム効果
によります。



どうしても器械式浄水器を考える人へのアドバイス

 浄水器とは、活性炭などのろ過材に水を通すことによって、水中の残留塩素や、汚れを取り除き、水をおいしくする器具です。市販されているものには様々なタイプがあるようです。浄水器に対する一般的な期待は、トリハロメタン、農薬、カルキ臭、カビ臭などを除去し、今よりおいしい水にしたいなどですが、通常一般家庭で使われている水道水は、水道法で管理されているため心配する必要はありません。ただし、マンションやアパ−トのように、タンクに水道水を一時的に貯めて各戸に供給している場合などは、その安全性について確かめる必要があります。

 また、浄水器を使ううえでカ−トリッジの交換は必ず必要なものです。一日の使用量は、それぞれの家庭で違い、目づまりやカ−トリッジの交換時期も異なります。表示されている交換の時期はあくまで目安と考えたほうがよいでしょう。自分の家の水道水が浄水器を必要とするかどうかよく考え、本当に必要な場合には、水道水の何を除去したいのか目的に適したものを選ぶことが大切です。

 国民生活センターが3回にわたって浄水器をテストした結果では、ほとんどの浄水器で残留塩素が95%以上除去されています。一方、浄水器内に滞留している水は一般細菌数が非常に多く、3分間通水したとしても、水道水の水質基準(1ml中100個以下)を超える細菌が検出された商品もありました。
 水道水は水道法により、46項目の水質基準が定められています。このうち病原生物に関しては、「一般細菌:1ml中100以下」「大腸菌群:検出されないこと」と規定されています。このため水道水は残留塩素により殺菌されていますが、浄水器を通した水は残留塩素が除かれ、細菌が繁殖しやすい状態になっています。
体験ワイド アルカリイオン水を飲む   97.03.24      [産經新聞フロントページ
現代病に効果てきめん
アトピー性皮膚炎や胃腸障害などにもOK
 水を電気分解し得られるアルカリイオン水を飲む家庭が増えている。アトピー性皮膚炎、胃腸障害、骨粗しょう症など、現代人が抱えるさまざまな病気に効くというのだ。「きれい」なだけでなく「健康にいい水」を−。こんな消費者の声にこたえ、松下電工(本社・大阪府、今井清輔社長)が高性能のアルカリイオン整水器を開発、1月から発売したところ、人気も上々という。琵琶湖畔(滋賀県彦根市)にある同社工場を訪れ、水へのこだわりを取材した。

(気仙英郎)

 アルカリイオン水が注目されたのは、平成七年ごろから。兵庫県明石市・明石病院の新海隆子副院長らが、この水の飲用と強酸性水の塗布によって、アトピー性皮膚炎に劇的な治療効果が出ることを学会などで積極的に報告し始めたことが大きかった。「胃腸にいい」ことは厚生省も認めており、アルカリイオン整水器は医療機器として認可されている。 松下電工営業企画部の宇谷暢利課長によると、「水の浄水器は、業界全体で年間二百八十万台ほどの市場だが、アルカリイオン整水器も三十万台が売れ、さらに拡大傾向にある」という。琵琶湖畔に広大な敷地を誇る彦根工場で概略を説明してもらった後、さっそく工場内に入ってみた。

 アルカリイオン水をつくるには、まず水を浄水する必要がある。工場内では手始めに、琵琶湖の水を原水とする水道水と、浄水器を通した浄水を飲み比べてみた。原水には相当の塩素くささがあり、舌に刺激が残る。これが浄水になると、まったく塩素くささがとれ、味はまろやかになった。無意識で飲んでいる水に相当な違いがあることに驚く。

 浄水器は主に、水道の蛇口に取り付け、水道水のカルキくささやにごり、サビを取り除く。初めは、活性炭のフィルターだけのろ過だったが、昭和六十一年ごろから、腎臓の人工透析に使われる表面に微細な穴が開いた中空糸膜も併用し、赤サビやカビ、細菌なども取り除くことができるようにした。松下電工の浄水器は「清水器」の名で売られている。

 同社がアルカリイオン整水器に着目するのは、平成三年夏の全国的な水不足がきっかけだった。渇水は水不足の深刻化ばかりか、水道などのカビ臭をもたらし、このとき、浄水器の販売台数が年間、三百万台を突破した。浄水器市場への参入に成功した同社は、消費者が「きれいな水」ばかりか、「健康にいい水」を求め始めていることを見て取り、平成四年から、アルカリイオン整水器の開発に着手した。アルカリイオン整水器は浄化した水道水を、さらに電気分解する装置だ。そのマイナス極に集まるのがアルカリイオン水(水素イオンを含む)と呼ばれ、飲用に、プラス極に集まる酸性イオン水(水酸イオンを含む)は、洗顔水などに利用される。

 昨年十一月、福岡市で開かれた機能水シンポジウムでも、研究者らからアルカリイオン水が現代人の数々の病気に効くとの発表が相次いだ。なぜ健康にいいのか。医学的メカニズムは不明な点が多いが、米ネブラスカ大のハーマン教授らが提唱する「フリーラジカル理論」が有力だ。

  「健康志向」…整水器の人気上々
飲み始めて2カ月かゆみも消え熟睡

  それによると、呼吸で取り入れられた酸素は、体内のエネルギー源と作用してエネルギーをつくり出し生命活動を支えるが、この過程で、活性酸素が作り出される。この活性酸素によって細胞や生体組織が酸化され、疾病の温床になる。アルカリイオン水は、この活性酸素を還元する働きがあり、「健康にいい、あらゆる病気に治療効果が期待できる」というのが学会で発表されている理屈だ。

 同社は平成六年、業界で初めて、アルカリ度をデジタル表示できる「TK734−S」を発売した。さらに一歩進めて今年一月、殺菌効果の高い衛生水(強酸性水)までつくれるアルカリイオン整水器の新機種「TK780−H」(標準価格二十八万円)を売り出した。衛生水はアトピー性皮膚炎や床ズレした肌などに塗布するために使う。「明石病院が医療現場で使っている強酸性水が手に入らないか」といった消費者の要望にこたえた新機種だ。

 工場では、この新機種の水も試してみた。アルカリCオン水は浄水した水よりも丸みとこくがある。電気分解して水の粒子を細かくした分だけ、のどごしもいいようだ。ただ私の健康に作用するかは、一定期間飲んでみないと分からない。

 参考に、娘のアトピー性皮膚炎治療のためアルカリイオン整水器を使っている大阪府茨木市の四人家族の話を聞いてみた。

 この家族の長女は朝晩の食事時に、コップ一杯のアルカリイオン水を飲み、水筒に入れて幼稚園でも、飲んでみた。飲み始めて二カ月、腕のひじやひざの内側のアトピーが消えて、かゆみもおさまり、熟睡できるようになった。完治してはいないが、母親は「症状は安定した」という。

 父親は「酒を飲んで帰った後、アルカリイオン水を飲んで寝ると、二日酔いしないようだ。胃腸も快調、便通にもよい」と、効果のほどを語ってくれた。

 同社によると、アルカリイオン整水器は七万円前後が良く売れる。その一方で、「TK780−H」のような少し値段のはる高性能機器への根強い需要もあって、広報部の笹原勝課長は「市場は二極化しつつある」という。

 彦根工場訪問で、「たかが水」とはあなどれないアルカリイオン水の不思議な働きが分かった。宇谷課長は「安全やおいしさ、さらには健康を考え、上手に水を使い分ける時代がくる」と、同社の“水戦略”の確かさを強調していた。