今年は電気料金の値上げが不可避となってきました。家庭においても、企業・法人においても、従来の認識に代わって、大幅な自己防衛を心がける必要があります。お金をかけない方法の一つとして、ご家庭においては下記の計算を行いアンペア契約の変更を心がけましょう。バカにできない額です。契約変更は電力会社にお電話下さい。無料です。

      入力現在の契約アンペアA A  左2項目は上書き入力  電力会社のオプション↓
入力現在のkWh(最大使用月) kWh  下2項目も必要時入力
改善後の理論契約アンペアA A  1日の使用時間hr
改善後の契約可能A A  1月の使用日数 表示されない電力会社はアンペア契約でなく使えません。  
契約変更による月額節約 年間 円!
  初期設定金額は東京電力 
 ご参考  契約アンペアの適正値については、東京電力の説明にあるように
 東京電力のアンペアチェック 「 ご自宅で一番電気を使われる時を考え、同時に使用する電気器具の容量と台数を選択して実行ボタンを押して下さい。」 といことで、読み間違えますと、あり得ない使用負荷状況に基づいた数値が返ってきます。ご自宅にある電気機器を全てインプットしますと超過大な数値となります。電気料金領収証を手元に置いて上記の計算をお試し頂いた方がより現実的です。
 ご契約アンペアの変更
 

法人の方は、様々な省電力法がありますが、コストパフォーマンスと技術的安定性・実効性から最低限の省エネとして蛍光灯のインバーター化施工をお奨めします。

蛍光灯インバータ化の優位性                  蛍光灯LED改造の優位性

 余談ですが、なぜ東京電力のアンペアチェックと上記の計算で大きな差が出るかのもう一つの理由は以下になります。詳細については「電気の上手な使い方」など、詳細に電気の仕組みをご理解頂く必要があります。
  1. ブレーカとリミッター(電流制限器)は、いずれも過負荷保護を行いますが、各相に流すことのできる最大電流に違いがあります。ブレーカは各相に流すことのできる最大電流値を定格電流値としていますが、リミッター(電力会社の契約ブレーカ−)の定格電流値は各相に流れている電流の合成値にて表示されます。
    ご家庭の電気配線は100V機器の場合、R相、T相、それぞれの電流を平均化する形で負荷機器を接続する仕組みになっていますので、800Wの電熱器使用がR相、T相にそれぞれ1台あっても1台使用の場合は8A、両方の場合16Aです。R相、T相のどちらか一方に接続されて両方使用されている場合は16A必要になります。通常、R相、T相のバランスはとれているので同時使用でなければ8Aで考えて差し支えありません。要するに全ての機器のアンペアを合計するのは意味がないのです。全ての負荷機器を合計し、過大な契約アンペアになっている理由の一つです。電気の専門家でも間違えていますので仕方ないことかも知れません。
  2. オール電化などを導入され200V機器を使用されている場合、R相−T相をまたいだ200Vを使いますので800Wの機器でいうと4AがR相、T相それぞれに流れることになります。合成電流は倍の8Aです。家庭では単相3線式100V、200V使用方式ですが、工場などの3相3線式の低圧200Vのアンペア計算も同じです。細かな話ですのであとは省略します。
アンペア契約の変更