トップランナー制度は、one fit for all と言えるのか
エネルギーの使用の合理化に関する法律ということで、電力消費の要であるトランスに異変が起きている。ここ数年、トップランナー規格の導入でおなじみではあるが、問題は深刻になってきている。
トランスの電気ロスを年々小さくしようとの考えからトランスの全損失を規制するものだ。
エネルギー消費効率の測定方法は、以下となっている。このことで何が起きているかというと省エネ効率化ということで、コンパクトな従来トランスから銅線と鉄心、筐体の大型化が年年歳歳と続いている。メーカーは規格に従うしかないのだろうが、サイズアップは値上げにつながる上に、既存のキュービクルに収まらない。本当の意味でトータル最終迄の経済を考えた場合、エネルギー使用の合理化になっているのだろうか。冷静に考えれば、消費者に資源の無駄使いを強いているとも解せられる。何よりも困るのは設備の更新の際、キュービクルに入りきれないということと、コストが2,3年前と比べ倍化している点だ。
(1) 1のエネルギー消費効率は全損失とし、当該全損失は次の式により算出するものとする。
E=Wi+(m/100)2×We この式において、E、Wi、m及びWeは、それぞれ次の数値を表すものとする。
E:全損失(単位 ワット)Wi:無負荷損(単位 ワット) m:基準負荷率(定格容量が500キロボルトアンペア以下のものにあっては40、500キロボルトアンペア超のものにあっては50とする。)(単位 パーセント) We:負荷損(単位 ワット
(2) Wi及びWcは日本産業規格C4304及びC4306に規定する方法により測定した無負荷損及び負荷損とする。
このトップランナー制度は産業全体にかかわっており、エアコンなどは来年にかけて倍の価格に跳ね上がるようだ。現にトランスの価格は文字通り暴騰途上にある。規制にはメリハリをつけた運用をしないと、日本の産業競争力を損なうことにもつながるだろう。



